【独立体験談】業務経験数ヶ月でフリーランスエンジニアになった流れを解説します

西山はるか
エンジニアってすごいです…こんな僕ですら独立できてしまうんですから…!

業務経験わずか半年以下でフリーランスエンジニアになってしまった管理人です。

フリーランスのエンジニアは現在大人気の職業で、憧れる人も多いです。

基本的にフリーエンジニアになるには

会社で業務経験を1〜2年積み、その後エージェントに案件を紹介してもらう。

これが最も再現性が高く確実な方法です。

しかし私は1年どころか半年も業務経験を積んでいない状況からフリーランスに成り上がりました。

いったいどうやったのか…?その方法を説明していきますね!

業務経験とは(知ってる人は飛ばしてください!)

まず業務経験とは、仕事でプログラムを書いた経験の長さのことです。

これが最低でも1年、理想は2年、可能であれば3年はあると高収入の案件に参加することができます。

基本的に現場でテストをした経歴は業務経験にカウントされません。

しかし、テストとプログラミングの経験が合計して2年以上ある場合はもしかしたらフリーランスになることは可能かもしれません。(体感なのでちょっとわからないですが…)

サラッと言いましたが、初心者がいきなりプログラミングの経験を積むことは非常に難しいです。

・理由その1「未経験者にプログラムは書けないから」

・理由その2「最近プログラマーが人気だから」

特に理由2の「人気だから」は大きいです。

最近は事務職やサービス業で疲弊した人たちが「ITで一発逆転だ!」と意気込んで転職しているケースが多いように感じます。(実際に職場でたくさんの履歴書を見ました)

そしてほとんどの人たちが「WEB系のプログラマーが稼げるらしいのでそういう現場でコード書いてお仕事したいです!」と言うのです。

なんなら私も言っていました(笑)

しかし残念ながら雇う側からすると

「うるせえ!」

の一言に尽きます。

会社の営業が一生懸命いろんな企業に「生きのいい新人がいるんですよ!雇いませんか?」と提案して回るのですが、必ず「未経験者はいらないや」と断られてしまうのです。

最近だとコードを書かない「テスト作業」ですら未経験者が参入できないケースが増えています。

そうやって苦労して営業しているのに未経験者から「WEB系で働きたい〜」とか言われたら、そりゃイライラしますよね…。

もしテスト現場に入れたとしてもコードを書いた経験は無いので、やはりコードの書ける現場に参画することは難しいです。

私はラッキーだった(笑)

さて、ITなんて何の縁も無かった私はデザイナーとして働きながらひとまずHTMLという、ホームページを作る時に使われる言語を勉強しました。

そして自信をつけ、未経験可のIT企業に転職しました。

この時使ったサービスはエン転職でした!エン転職は案件数やアプリの使いやすさ、書類の通りやすさが優秀です!

良質な案件であればマイナビの方が多いようにも感じますが、エン転職はとにかくアプリの使いやすさが段違いでした。

(余談ですがdodaは書類落ちが多かったように思います)

もちろんIT未経験である私は本当に苦労しました。10社くらい書類選考で落とされたと思います。

落とされても気にせず無心で面接しまくった結果、なんとか1ヶ月で転職に成功しました。

それからは会社でしばらく研修(という名の自習)を続け、営業から紹介された案件の面接に行っては落とされ行っては落とされ…。

もうどこも私なんかを雇ってはくれないのかなと落ち込んでいたとき、偶然現場にいる先輩社員が未経験者を教育してくれるとのことだったのでそこに入ることができました。

幸運なことにそこはコードをバリバリ書ける現場で、そこから数ヶ月間毎日コードとにらめっこしながら生活したのでした。

突然現場を切られた

幸運は長く続かず、半年近く働いていた現場から契約終了を告げられました。

主な原因は人間関係。私は昔から友達を作るのは得意でしたが会社の人たちとうまくやるのは大の苦手でした…。

それに初めての現場でコードが全く書けなかったため、戦力としても厳しかったのもあります。

そして半年しか現場経験の無い私は、次の現場が見つからず会社の営業からもお荷物扱いされてしまいました。

このままではずっと社内待機か、よくわからない書類作成しかしないような現場に飛ばされてしまう…。

危機を感じた私は、会社から脱出することを決意します。

脱出する方法はいくつかあります。

1、転職する

2、派遣社員になる

3、アルバイターになる

4、フリーランスになる

まず、一番安全そうに見える1ですが、個人的には選びたくありませんでした。私はもともと転職回数が多いため、これ以上履歴書が汚れてしまうのが怖かったのです。

逆に2、3、4は普通の人なら取らない選択肢ですが、実はIT業界では結構『アリ』な作戦なんです。

派遣やアルバイトは世間から見下されているような就業形態ですが、実はITの場合は正社員よりも給料が良いのです。

なぜかというとITは立派な専門職なので、時給が2000円以上なんてことが当たり前にあります。

時給2000円で会社員と同じくらい働いたらいくらになるか?なんと35万円になります。

正社員が馬鹿らしくなりませんか?

なぜか給料は良いのに正社員よりも採用確率が高い…こんなに理想的な働き方はないですよね!

しかし最近はちょっと事情が変わってきたように感じます。というのも、派遣は給料が高い代わりに即戦力を求める傾向が強くなっています。

一昔前なら新卒で会社に入らず派遣でいきなりスキルをつけてしまう作戦が有効だったのですが、ここのところのエンジニアブームのせいでその作戦が難しくなっています。

ですので私は、希望があるとすれば「アルバイト」という状況でした。

ただ残念なことに、IT系のアルバイトは求人が少なめです!特に私の使うSwiftという言語は本当に求人が少なかったです。

Swift自体は大人気言語なのですが、いかんせん正社員で欲しがる企業が多いのでアルバイト求人は全くありませんでした。

残された手段は「独立」しか無かった

ひたすら派遣やアルバイトで求人を探しては履歴書を送りますが、全く採用してもらえません

せめて業務経験が1年はあれば面接くらいはできたと思うのですが、半年程度じゃ相手にしてもらえません。

こうなるともう、残された手段はフリーランスしかありません。

しかし冒頭でも書いたように、フリーランスになるには最低でも1年は業務経験が必要です。

そんな私でもできるのだろうか…?

不安になりながらフリーランスエージェントの大手、midworksさんに電話してみました。

ミッドワークスは、フリーランスエージェントの中でも比較的初心者向けと言われています。

なぜなら仕事が無くても給料をくれるから!

エンジニアとしての価値を推定し、その8割の額であれば毎月保証してくれるというとんでもなく優しいエージェントなのです。登録必須。

技術力をつけたら、さらに大手のレバテックさんに依頼するのがこの業界では王道の流れです。

さて、そんな初心者に優しいミッドワークスさんに電話をしたのですが…

ミッドワークス「申し訳ございません」

ミッドワークス「業務経験半年の方に紹介できる案件がございません…」

ぼく「はい( ^ω^ )」

バチクソ丁寧にお祈りされました

私の場合は残念な結果になりましたが、1年以上の経験値がある方には本当にオススメですので、midworksぜひ登録だけしてみてください!

登録は無料なので、自分の市場価値だけ確認して独立するか選ぶという形で全然いいと思います!

派遣も、バイトも、フリーランスもダメ…だめだめじゃないか私(困惑)

死んだような顔でスマホで「swift 半年」と検索をかけると…なんと案件が見つかりました。

おそるおそるそこに問い合わせしてみると、すぐに電話がかかってきました。

聞くとそこは、ミッドワークスと同じフリーランスエージェントさんで、ぜひ私に書類選考に参加してほしいと言ってきたのです。

さっきミッドワークスさんにお祈りされたばかりなので言いました。

ぼく「でもぼく半年しか経験ありませんよ( ^ω^ )」

相手「?特に問題ありませんよ?」

ぼく「ファッ?!( ^ω^ )」

話をしていくとなんとなく状況が掴めてきました。

エージェントとして知名度の高いレバテック・ミッドワークス・ポテパンさんなどの大手はすでに事業が軌道に乗っているので、私のような弱小エンジニアに安い案件を紹介してもメリットが無いのです。

しかしそれ以外の、比較的若い会社はとにかく実績が欲しいため、私のようなお荷物相手でも頑張ってくれると言うのです。

理想の成功者ルート

今回私のようなよわよわエンジニアでも協力してくれた会社は、アン・コンサルティングさんとアイ・スタンダードさんでした。

他にもいくつかエージェントは利用しましたが、この2社は特に案件数も多く力になってくださいました。おすすめです!

やはり最初はスムーズに行かず何度も面接におちてしまいましたが、次第にコツを掴み、1ヶ月でなんとか現場を獲得し、フリーランスになることができました。

フリーと言っても結局週5日で会社に通うんですけどね…(笑)

月収も30万円で、税金や保険料を引かれて手元に残るのは20万円程度です。新卒と同じくらいですね。

なんとかなりましたが、私のように危ない橋を渡るのは本当にお勧めできません。

「じゃあどうすればいいの?」と思いますよね。私の考える理想的なルートは

1、大学にいる間にプログラミングの勉強をする

2、勉強した知識をアピールしてプログラミングの会社でアルバイトする

3、卒業したらそのままコネで入社・またはその経験を活かして自社開発企業に就職・または派遣社員になって高収入な現場で働く

4、1〜2年経験を積んだらmidworksに登録して市場価値を測る

5、イケると確信したらフリーランスになって案件を獲得する

6、さらに技術をつけたらレバテックで案件を探す

この流れがベストです!!!!

私は大学生のとき時給900円のスーパーで立ち仕事をしていましたが、このルートを辿れば時給1200円でデスクワークができちゃいます。

そして5の段階でおそらく月収60万円は狙えます。

できれば学生のうちから将来を意識し、高収入を得てそれぞれの夢を叶えてもらいたいですね。

 

私もいつか月収を上げ、ナレーター活動に集中できる日を夢見ています!

参考になれば幸いです。ではでは

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西山はるか
会社員だったがうつ病で退職。 そこからなぜかプロナレーター・声優に。 しかしこれだけでは食っていけないと思い絵もデザインもド下手なのに経験者というハッタリをかまして、見事グラフィックデザイナーに転身。 その後さらに収益をアップさせるためにフリーランスエンジニアにジョブチェンジ。もうめちゃくちゃである。