どうも。都内でなんちゃってデザイナーをしている管理人です!
以前から絵を描いたりするのは好きでしたが、最初はデザイナーになんてなるつもりはありませんでした!
なぜかというと・・・「自分にはそんなセンスは無い」と思っていたからです。
絵が好きと言っても、ガンダムとか可愛い女の子を真似して描いたりする程度で、小さい頃は「絵が上手だね!」って褒められたけど、そりゃあ写し書きなんて誰でもうまく描けるわけで・・・。
本当に上手な人が描くような、オリジナリティ溢れる絵なんて描けません。私には絵描きの才能は皆無です。だから、私はデザイナーになる気など、ましてや、なることを考えたこともありませんでした。
しかしその後、こんな私でもデザインができてしまう方法を教えてくれる、「師匠」が現れました。
今回の記事は、その師匠との衝撃的な出会いのことです。
ノンフィクションでお送りします・・・!
ブラック企業で終電を逃した
あれはIT企業に勤めていた時でした。
一応上場している大きな会社で、社員はかなりの人数がいる巨大組織です。しかしその実態はただの人材派遣で、大量にいる私たちのような下っ端社員はそこらへんの会社に常駐して駒のように使われていました。
私はその中でも比較的ランクの高い会社に派遣されました。(絶対誰でも聞いたことのあるような大手企業です。)
しかし有名なのは表だけで、実態は、老害ばかりのどんよりした会社でした。
処理速度がたった2GBしかない黄ばんだパソコンで、エクセルばっかり眺める毎日。大手なのでお客さんだけは異様に多く、対応しているだけで1日が過ぎました。
そんな日々の中で、だいぶ疲れていたのでしょう。
埼玉の自宅に帰るつもりが横浜に行ってしまい、無事終電がなくなりました。(何が無事なんだろう。最悪だよ。)
「これからどうしよう」と、ぼんやり駅のベンチに座って考えていました。
すると隣に、全身黒い服に身をまとった女性が座ってきました。
「うわっ・・・怖いな・・・黒魔術使いそうじゃん」
慣れない横浜で帰る家が無いのです。ただでさえ心細いんですから隣にこんなメンヘラみたいな人が来たらそりゃ怖いですよね。怖かった。
どうしようどうしよう・・・
するとその人、カバンからiPadを取り出したのです。そしてもう一つ取り出したのが、
Apple Pencil・・・!
黒衣のお姉さんはApplePencilでiPadに絵を描き始めたのです・・・!
ヒトメボレでした・・・
お姉さんは本当に絵が上手でした。
もともと描き進めていた絵に、線を描きたしたり、消して調節したり。慣れた手つきでどんどん絵の完成度を上げていきます。
それを見ていた私は
「めちゃめちゃうまいです・・・!」
つい口に出してしまいましたw普段はそんな風に話しかける勇気無いんですけどね、多分疲れてたんです。
お姉さんはちょっと驚いたようでしたが、ニヤッと笑って
「まあ私アーティストだしね」と言いました。
それから二人でいろいろ話し込みました。
私も絵を描くのが好きだということ。しかし絵を描く仕事はしていない、ただの会社員。終電を逃してしまったこと。などなど。
お姉さんからも色々と聞くことができました。
昔は英会話学校の先生だった。しかしうつ病になった。だから大好きな絵を描く仕事を始めた。そしたら見事評価され、今では1枚当たり数万円で絵が売れる。とのこと。
絵を売ってお金を稼ぐ、本物のアーティストと私は知り合いになってしまった・・・!
するとお姉さんは、
「ごめん、デリヘルの仕事あるからもう行くね!」と言って立ち上がりました。
デリヘル・・・!えっちだ。
「君と話せて良かったよ。今度遊びにおいで!LINE教えとくね。」
「ま・・・マジですか!!」
私はすごく気持ち悪い笑顔を浮かべながらLINEをフリフリして連絡先を交換し合い、お姉さんとバイバイしました。
これが、私にデザイナーのきっかけをくれたお姉さんとの最初の出会いです・・・!
まず驚いたこと
お姉さんを見て驚いたことは、やっぱりiPadでイラストを作っていることでした。
もちろんiPadは高価だし、ApplePencilも簡単に手が出せる代物ではないです。ただ問題なのは、一般の人みんなが使っているiPhoneの大きい版である「iPad」で作品をクリエイトできてしまう点です!見た目は大きいですけど中身はスマホですよ!!
しかもお姉さんが使っていたアプリは0円のもの!(メディバンペイントというアプリ)それなのに一枚あたり数万円で売れるような絵を描いてしまうんです!(正確には、お姉さんは切り絵師だ。素晴らしい切り絵の下絵を描いていた)
最近ではどんどんApplePencilの性能が有名になっています。前よりはiPadでレベルの高い作品が作れることは認知されているでしょう。でも、私はあのお姉さんの絵を超えるものを見たことがありません。
本当に画像を貼りたいです。あなたにお見せできないのが本当に本当に残念です。本当に素晴らしい絵なんです・・・!
だから私はこう思ってしまいました。
「俺もこんな絵が描けるようになりてえー!!!!!!」
後日、私はその極意を学ぶためにお姉さんの家に乗り込むのです!!
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