
ありがたいことに、子供たちにお絵描きを教えることになりました!
※普段はイラストと全く関係ないお仕事ばかりをしておりますが、Twitterで普段から趣味の絵をアップしていたところ声をかけていただきました。ありがとうございます。
イラスト楽しいですよね。
紙に鉛筆やペンで描いていくのも良いですが、段々とデジタルにも興味が湧き、マウスやペンタブ、高額ですが液晶タブレットなどで絵を描けないか考えるのではないでしょうか?
参考までに現在の私はこんな感じの絵を描いています。
浅倉透誕生日おめでとう!!
— 明後日キララ (@kaba_kaitai) May 3, 2023
このキャラを見てシャニマスインストールしたってくらい好きです!!#浅倉透生誕祭2023#浅倉透誕生祭2023#アイドルマスター#イラスト pic.twitter.com/0VCMFd1QCi
初めてパソコンで絵を描いた時はこんな感じでした。

ちょっと勉強してiPadを買って描いたのがこちら。

最近まではiPadで絵を描いていましたが、板タブレットという道具を触ってみたところかなり感触が良くてハマっています!
このようにアナログ→マウス→液タブ(iPad)→板タブと一通りのお絵描き道具を使用してきました。それぞれ特徴があり
こんな感じで良いところ・悪いところも様々あり、描き方のクセや予算によってどの道具を使っていくかを選択していくことになります。
ちなみに結論から言うと板タブが最強です。
なぜならマウスより操作性に優れ、5000円という低価格で一生使っていけるデバイスだからです!
もちろんそれぞれの道具にメリット・デメリットが存在するので、しっかり解説してきます!
アナログ

要するに鉛筆とかペンとか絵の具とか、そこらへんのものですぐに描けるイラストのカテゴリです。
メリット

まずはアナログで修行あるのみ!!
思い立ったらすぐ描ける
絵というのはモチベーションとの戦いです。
「描きたい!」と思った時にその熱量で一気に絵を描かないと、段々と熱が冷めて絵を描く気が起きなくなってしまうこともあります。
アナログであれば自由帳を出してすぐに描き始められますし、チラシの裏にペンで落書きする程度でも絵の練習ができるので非常に取り回しが良いです。
絵の練習に最適
デジタルでも絵の練習はできますが、紙に即座に描けるアナログは絵の訓練に最適です。
絵は何枚も何枚も描いて手に覚えさせるものなので、スピード感を持って取り組めるアナログでガンガン練習をしていきましょう。
デメリット

デジタルじゃないことがとにかく不便…
色塗りの練習が大変
線画の練習をするには最適なアナログですが、色塗りをしようと思うと絵の具やカラーペンが必要になります。
絵の具や色ペンは消しゴムで消すことができないので、間違えて塗ると修正が大変です。例えばアナログの漫画家は間違えたところは毎回白く塗って直し、乾いたら再度描き直したりしています泣
そのためアナログだとつい色塗りをせず線画の練習しかしなくなってしまうのですが、残念ながらイラストが上達したかったら色塗りは絶対練習しないといけません。
ネットにアップしづらい
やはり自分が描いたイラストをネットにアップし、たくさんの方に見ていただきたいもの。
デジタルイラストであれば作成したイラストをそのままネットにアップすることができるのですが、アナログの場合はプリンターでスキャンしたり、写真を撮るなどの面倒な工程が発生してしまいます。
写真を加工するといった工夫ができるのはメリットですが、デジタルだと絵自体の加工ができるので、長所としては少し弱いのかなといった印象です。
おすすめアイテム
鉛筆
ちょっと鉛筆か怪しいですか、なんと削らなくても16km描ける鉛筆です!
ただペン先がかなり硬いので慣れないとうまく描けなそうです…!
ちなみに通常の鉛筆は削れば50km書けます笑
色ペン
色塗りといえばやっぱりこれ!コピックですね。
ペン先が筆のようになっていて塗りやすいし、プロのイラストレーターたちにも大人気です。
ただ色の種類を集めるとお金がかかりまくります…子供の時3本しか買えなくて泣きました。
マウス

マウス使えるようになるとロゴデザインとかできるよ!
マウスで絵を描きたい人は意外と多いと思います。
デジタルでイラストを描こうと思ったとき、ペンタブレットを買う覚悟が無かったり、お金をかけたくない時などありますよね。
そういった時に「マウスで描けないかな?」と考えたこと、めっちゃありました!
ちなみに私はマウスでこんな絵を描きました。

まずマウスを使用する際に覚えていて欲しいのは、「絵は描くものではなく組み立てるもの」ということです。
マウスで絵の綺麗な線を引くことはかなり難しい…いや不可能と思っていただいて大丈夫です。
そのためマウスを使う場合は絵を描くのではなく、○・△・□などの図形を組み立てイラストを作り上げます。
人の顔を描くときは福笑いを組み立てる感覚に近いです。冗談じゃなく本当に福笑いです。
こちらの動画が非常にわかりやすかったのでおすすめです!(使用ソフトはAdobe Illustrator)
メリット

線の安定感が半端ない!!
綺麗な線が引ける
マウスを使用した時は絵を描くのではなく、図形や棒線を利用して絵作りしていくため、全体的に綺麗な線に仕上げることができます。
ロゴデザインなど丸みや直線が安定したもののデザインを作るときはむしろマウスの方が作業しやすいです。
画力が無くてもある程度のものが作れる
ペンで絵を描く場合はかなり精度が求められますが、マウスで絵を組み立てればイラストになるため、画力が無くてもある程度の作品が出来上がります!
デメリット

これイラストなのかな…?
絵を描いてると言えるのか…?
絵が描きたくてマウスでイラスト制作を始めるわけですが、果たしてこれは絵を描いてると言えるのか…?と疑問が湧きます。
ある程度の絵的なセンスは身に付きますが、画力の向上は望めないかもしれません…。
正直なところ、板タブなどで絵の練習をしながら空き時間でマウスの訓練をした方が効率が良いです…。
生きた線が引けない
イラストの上級者になると、線に動きや強弱をつけたりして絵のクオリティを上げられるようになります。
ただマウスだとそういった工夫がかなり困難ですので、ある時イラストの上達に伸び悩む可能性が高いです。
おすすめアイテム

ソフト選びが肝心!
Adobe Illustrator(アドビ イラストレーター)
マウスでイラスト制作するときに一番使いやすいと感じたソフトです。
ペンでイラストを制作する人の大半はCLIP STUDIO(通称クリスタ)というソフトを使用しますが、マウスの時はIllustratorというソフトの方が操作しやすいです。
一応CLIP STUDIOでもマウスを使用した線画は作れますので、今後ペンタブに切り替えていくなどステップアップしていきたい場合はクリスタを使ってみても良いかと思います!
また、Illustratorは月額3000円ほどかかりますが、クリスタは2022年の間は5000円払うだけであとは費用がかからないためおすすめです。
CLIP STUDIO PAINT
板タブ


ぶっちゃけ一番おすすめです!!
デジタルイラストといったらこれ!板タイプのペンタブレットですよね!
手元に置いたタブレットをペンでなぞることでPCの画面にイラストが反映されていきます。
慣れるまでかなりストレスを感じますが、扱えるようになるとずっと板タブで活動できてしまいます。
安いペンタブもたくさんあるので、初心者から上級者まで非常におすすめできるデバイスです。
メリット

安い!優しい!一生使える!
コストパフォーマンスが良い
ペンタブ購入時にお金はかかりますが、安いものであれば5000円前後で購入することができます。
最高級機材の液晶タブレットは3万円以上かかってしまうので、それに比べると格段に安いです!
まだあまりお金に余裕のない学生さんでも、ギリギリ親におねだりして買えるレベルの値段感かなと思います笑
体に優しい
絵を描くことに熱中しすぎると、悪い姿勢が続き骨を痛めてしまいます。
しかし板タブは正面のPC画面を見ながら作業できるので、骨へのダメージがかなり抑えられます。
少し高度ですが板タブの設定をいじることで手を動かす範囲も狭くできます。
デメリット

慣れるまでがしんどすぎる…1ヶ月は我慢…
圧倒的に描きづらい
あまりにも重いデメリットなのですが、板タブはとにかく慣れるまでまともに絵が描けません。
私も学生の時に板タブに挑戦した時は全くうまく扱うことができず、すぐに諦めてしまいました。
液タブで何年も絵を描いて慣れた際にやっと板タブが使えるようになりました。
※その代わり、慣れると一生板タブで絵が描けるようになりますし、板タブを愛用するイラストレーターは非常に多いです!
設定が難しい
板タブをPCに接続すればすぐに使えるようになるかというとそうでもありません。
専用のドライバをインストールしたりアカウントや製品を登録するなど、地味に面倒な手続きがいくつか発生します。
PCに苦手意識がある場合はここで心が折れてペンタブを2度と使わなくなる可能性も十分あります。(でも諦めずに頑張ってほしい…!)
おすすめアイテム

XP-PENさんが出している製品が安くてヤヴァイ…
XPPenシリーズ
以前までであればペンタブはWacomという大手メーカーをおすすめしていたのですが、最近は技術も進化しており、XP-PENから販売されているものが安くて非常におすすめです!
XP-PEN公式ストア
なるべく大きな板タブを買うのがおすすめではありますが、いきなり高いものを買うのには抵抗があると思いますので小型の安い製品から始めて問題ありません。
正直慣れれば小型の板タブでもあらゆるイラストが描けるようになるため、5000円ちょっとお金を出すだけで今後ずっと快適になると思うとコストパフォーマンスが良すぎて失神しちゃいます!
PCがない場合は…
またXP-PENシリーズなのですが、なんとスマホに接続して使うことができます。
最近はスマホも高性能になり、PCを持っていないご家庭も多いと思います。
そんな時スマホに接続してイラストの勉強ができたら超便利ですよね!
XP-PenはiPhone・Androidどちらにも接続することができますので、PCを持っていない方は安心して買えますね!
XP-Penは多くのイラストレーターが使用感をレビューしており安心感があっていいですね。
小さい画面で絵を描くのが不安な場合は、スマホの画面をモニターにBluetoothで映せば良さそうです!
スマホに合わせて縦にできるモニターだとより作業しやすいです!
液タブ


全イラストレーターの憧れ…
イラストレーターであれば誰もが憧れる、最高級のデバイス「液晶タブレット」…!
値段は確かに高いのですが、その分使用感はピカイチです!
お金があるならもうこれ買っちゃえばいいじゃん!というくらい使いやすさに特化されたデバイスです!
メリット

もう液タブしか勝たん!!
使いやすい
もうまさにこれに尽きるのですが、使いやすさはピカイチです。
板タブレットで絵を描こうとすると慣れるまでにかなりの時間を要るすのですが、液タブは画面に直接絵を描くことができるので慣れるも何も無いのが最高です!
最速でデジタルイラストに慣れたいのであれば液タブ一択です!
資料が見やすい
イラストを描く時は必ず資料が必要です!
液タブの画面でイラストを描きながらPC画面で資料を表示すると非常に作業が捗ります。
モニターを複数枚持っていない方にとってはありがたすぎる特典です!
デメリット

絶対売れっ子絵師になるという堅い意志がある人だけ買おう…
高い…高い…
とにかくお値段が高いです。
最低でも3万円はするのと、いざ使ってみると3万円の液晶タブレットでは満足できなくなってしまったりと、性能を追い求めるとどんどんお金が必要になってしまいます。
特にイラスト初心者の方は今後もイラストを描いていくかわからないという不安もあるので、液タブという大きな買い物をする決断はなかなか難しいと思います。
体が痛くなる
液タブは使いやすいが故に、絵を描き続けすぎて背中や腰に負担がかかります。
イラストを上達させるためには1つの絵に最低でも4時間はかけたいところですので、その作業を黙々と行っているとどうしても体にダメージが入ります。
背中が痛すぎて絵を描きたいのに描けないなんてことが私もしょっちゅうあります(笑)
なるべく前を向きながら絵を描けるよう、液タブの下にスタンドを置くと良いです。
おすすめアイテム

絵に飽きたらiPadでネトフリ観よう
iPad Pro 12.9インチ
突然液タブじゃなくてiPadをおすすめしてしまいました。
しかし実際使ってみると超絶使用感が良いです!
知り合いのイラストレーターは液タブからiPadに変えたりもしており、イラストの描き心地が非常に良く、自分の引きたい線を自在に引くことができます。
もしイラストに飽きてもYouTube観賞用iPadに使えたりと、無駄が無い点も評価が高いですね!笑
ただなるべく画面が大きい方が好ましいので、お金はかかるのですが最大サイズの12.9インチをおすすめさせていただきました。
出先に持っていってどこでも絵が描けるのもポイントが高いです!
※ちなみにガンダムなどのロボット・直線が多い絵はキーボードが無いと難しいので他の液タブや板タブをおすすめします。
XP-Pen Artist16Pro 16インチ
液タブは種類が多くレビューが難しいため、低価格かつ絵描き仲間が仕事でガッツリ使っているモデルを紹介させていただきます!
こちら驚愕の17800円!安い液タブの相場が30000円なのにこの価格は凄すぎる!
Amazonからすぐ無くなる可能性が高いので、その場合は公式ストア内で購入すると良いです。
XP-PEN公式ストア
画面サイズもiPadより大きいため使いやすい!ただPCを持っていないと扱えないのでそこはご注意を!
イラスト上達のポイント

何を描きたいか決めて、それを徹底的に写すべし!!
好きな絵を知る
イラストを描きたいと思ったのであれば、何かしら自分が「描きたい」と感じたイラストがあるはずです。
でも意外と「なんとなくイラスト好き〜」くらいしか考えていない人が多い…というか私も含めて大多数がそれだと思いますので、まずは自分が「いいな!」と感じたイラストを見つけるたび保存してスマホの画像フォルダに貯めていきましょう。
ついでに好きなイラストレーターの名前やTwitterアカウントも見つけられると尚良いです!
とにかく模写!
完全にイラストソフトを使ったことが無いという人はトレース(絵をなぞる)から始めても良いですが、慣れてきたらもうとにかく模写から始めていきましょう。
模写した絵と自分の絵を比較して、どこがおかしいのか?どこを勘違いしているのか?
レベルが上がってきたら好きなイラストレーターにより近づくためにはどう表現したらいいのか?などを考えていきましょう。
模写は本当に気づくことが多いです。例えば「口」を描くポジションなんですけど、
今まで

口は真ん中にあるものだと思ってました。
しかし勉強し直してみると・・・

顔を斜め前から描くときは中央線の横あたりになるんですね。
自分の思い込みが間違っていて衝撃を受けることがたくさんあるので、まずはコツコツ模写→見なくても描けるようになるといったステップを踏んでいくといいです。
総合的には「板タブ」がおすすめ

液タブ使っていた僕もなんだかんだ板タブに移行しています!
絵の練習はまずはアナログで行うと良いです。
そのあとお金をかけずにデジタル絵に移行するならマウスを使用しても良いですが、Adobe Illustratorを使うとなると結局毎月3000円が必要になるのと、イラスト制作を覚えるまでにかかる時間が長すぎるのが難点です。
もちろんマウスを使用した作画も覚えていると役立つ場面は多いので、いずれは勉強するべきだとは思います。
対して板タブはそこまで値段も張らず、絵が描きづらいデメリットはあるものの1ヶ月もすれば慣れることができますし、一生もののスキルに昇華させることができます。
本当は液タブを使うのが一番早く快適にイラストを覚えることができるのですが、高額な上に故障した時にショックが大きすぎます。
よって
- お金がかからない
- PCが無くてもスマホに接続できる
- 慣れたら一生使える
- 体に優しい
これらを兼ね備えた板タブレットの購入をおすすめします。
デジタルイラストを覚えるのは大変ですが、ハマると抜け出せない中毒性があります!ぜひ挑戦してみてください!
板タブレットのおすすめはXP-Penシリーズ!(液タブも揃ってます)
【XP-PEN】 公式ストア
イラストソフトはクリスタを使いましょう!
CLIP STUDIO PAINT
ではでは!

模倣の大切さに気付いたのは偉い。
後はどれだけ絵の練習に時間を使えるかだな。
頑張りな。応援してるぜ!
境目さん
ありがとうございます!
まだまだヘタクソですが これからは資料を探しながら描くことを心がけたいと思います!
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